最終診断の要を担う。
私たちは、広島大学病院 病理診断科
病理診断とは？About
最終診断を担う病理診断科
病理診断科は、患者様から採取した組織や細胞を顕微鏡で観察し、「病理診断」を行い患者様の治療方針を決める根拠を提供する診療科です。患者様に直接お会いする機会はあまり多くはないですが、希望に応じて病理解剖の結果説明を含めた病理外来や病理診断セカンドオピニオンにも対応しています。また定期的に各臓器ごとに様々な診療科との合同カンファレンスを行うことで、情報を共有し、治療方針や学術研究に関する議論を行っています。
病理診断科の仕事Works
診療を支える迅速かつ正確な診断
病院を受診した患者様にとって適切な治療を受けるためには、病理診断科は様々な役割を担っています。病理診断には①生検組織診断、②手術で切除された臓器・組織の診断、③手術中の迅速組織診断、迅速細胞診、④細胞診、⑤病理解剖があります。病理診断は主治医に報告され、治療方針の決定に活かされます。また、がんゲノム医療を支えるために病理検体の品質管理とバイオバンクの維持を行います。更に様々な臨床治験を遂行するために、複雑なプロトコルに対応した検索を行なっています。
教育方針educational
様々な臨床を元に、正確な診断能力を身に着けられます。
広島大学病院病理専門医研修プログラムに対応して、個々の症例を通じて奥深い外科病理に関する知見を蓄積し、精緻な観察と適切な認識に基づいた診断能力を身につけることが可能です。当科は年間病理診断12000件以上、細胞診9000件以上、病理解剖40件以上の診断を行い幅広い臓器、豊富な症例を経験することにより、生検や手術材料の診断、術中迅速診断、病理解剖、細胞診断を学ぶことが出来ます。
スタッフ紹介Member
広島大学病院の病理診断を支えるスタッフ
病理診断科は医師、臨床検査技師、事務職員で運営しています。私達は広島大学病院の使命である「診療、教育、研究の実践」と理念である「全人的医療の実践」「優れた医療人の育成」「新しい医療の探求」を目標に、高度な専門的な知識や技術の研鑽に努め、広島大学病院の診療を支える迅速・正確な病理診断を目指しています。